ピーマン カロチン ビタミンC クロロフィル カプサンチン 鉄 食物繊維
・カロチンが270μg
・ビタミンCが80mg
・鉄が0.3mg
・カリウムが200mg
・食物繊維が2.3g
つややかに輝く緑色のピーマンは栄養が豊富で、カロチンやビタミンCなどのビタミンが豊富に含まれている。ピーマンに多く含まれるカロチンは、活性酸素の働きを抑制する作用により、体の老化やガンを防ぐ効果がある。 また免疫力を活性化し、風邪を予防する働きもある。
ビタミンCは、中ぐらいの大きさのピーマン4個で1日の所要量を摂ることができ、ガン予防、鉄の吸収促進、白内障予防などに有効である。 ビタミンCは熱に弱いといわれてるが、ピーマンは組織がしっかりしてるので加熱しても壊れにくく、調理、保存による損失が少ない。
さらに、緑ピーマンの緑色の色素であるクロロフィル、また赤ピーマンの赤色の色素であるカプサンチンは、どちらも抗酸化作用があり、また抗酸化ビタミン(ビタミンC・E・カロテンなど)の効果を補い、がんを防ぐ効果がある。
近年では赤、黄、オレンジ、紫などのピーマンが見られるようになってきた。パプリカと呼ばれる赤や黄のピーマンは緑ピーマンが完熟してから収穫したもので、ピーマン特有の匂いや苦味が少なく、甘味が強い。
また、赤ピーマンは、緑ピーマンに比べビタミンCやカロチン含有量がはるかに多く、クセのなさと甘味はサラダや野菜ジュースなどの生食にも向き、子供向けの料理にも扱いやすい。青ピーマン嫌いの子供には、こちらのピーマンがお勧めである。