マーガリン リノール酸 リノレン酸 カルシウム ビタミンA
・カルシウムが11mg
・ビタミンAが6,000IU
マーガリンは、食卓でパンにぬって食べたり、パンやケーキ、クッキーなどに練り込んで摂るなど、どこの家庭でも見られる食品である。
マーガリンに含まれる成分として代表的なのが油脂であり、油脂の約90%が脂肪酸である。
このマーガリンに含まれる脂肪酸は、重要でしかも効率的なエネルギー源として機能している。人は油脂(脂肪)以外のものからもエネルギーを摂ることができるが、油脂1グラム当たりのエネルギーはたんぱく質や糖類(でんぷんなど炭水化物)のカロリーにくらべて2倍以上、9キロカロリーもある。すなわち生命の源と言ってもよい。
また、マーガリンは生体に不可欠な必須脂肪酸の供給源である。必須脂肪酸というのは生体にとって不可欠な栄養素で、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸などを指し、これらは体内で合成できず、食物から摂取しなければならない。これが欠乏すると成長障害、皮膚異常、各体内組織の再生力 の減退、腎臓障害など様々な障害が起こる。
そのほかマーガリンに含まれる栄養成分として、骨や歯の発育に欠かせない骨粗鬆症の予防にもなるカルシウムや鉄分、「眼と皮膚のビタミン」といわれ、眼や皮膚の健康を守る作用があるビタミンAが挙げられる。マーガリンは、こうした人体に必要な栄養素をたっぷり含んだ食品である。