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バッドキアリ症候群

バッドキアリ症候群は、肝臓から血液を送る下大静脈や肝静脈が閉塞してしまうものである。

【原因 Cause】
白血病等血液疾患や、肝がん等周辺臓器の腫瘍、先天性膜様閉塞等の疾患が原因となるものと原因不明のものがある。特殊な疾患のひとつである。

【症状 Symptoms】
・下肢のむくみ
・皮膚の湿疹、潰瘍
・腹水
・肝臓肥大
・食道静脈瘤
・脾臓腫大
・門脈圧亢進
・腹壁静脈拡張

【治療 Treatment】
原因の除去をする。門脈圧亢進に対しては、静脈瘤の処置をする。



バッドキアリ症候群は急性、慢性両方の経過を取りえるので注意が必要である

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