ヘモクロマトーシス
ヘモクロマトーシスは、体内に鉄が増加し、肝臓他、心臓、骨髄、すい臓等に障害を起こすものである。
【原因 Cause】
原因は、小腸からの鉄の吸収亢進や、肝臓疾患、貧血の他、遺伝性のものや、輸血、ワイン等の大量飲酒によるものもある。肝繊維症や肝硬変になり、肝がんを合併することもある。
【症状 Symptoms】
・肝腫大
・皮膚の色素沈着
・うっ血性心不全
・不整脈
・手足の関節症状
【治療 Treatment】
薬剤による鉄排泄や、鉄の代謝異常の場合は血液の抜き取りをする。肝硬変等になった場合は、その治療をする。
体内に鉄が沈着するヘモクロマトーシスでは、体内に沈着した鉄を除去するために瀉血を行う。遺伝性ヘモクロマトーシスでは瀉血が第一選択であり、定期的に行う必要がある。二次性ヘモクロマトーシスでも輸血が原因であったり貧血を伴ったりするものを除いて瀉血を行う。
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