直腸ポリープ
直腸ポリープは、直腸粘膜にできる突起物である。
【原因 Cause】
ポリープには、管状腺腫と絨毛腺腫の2種がある。管状腺腫は、きのこ状で、2センチ以上になるとがんになる可能性がある。こぶ状の絨毛腺腫は、がん化の危険は低い。
【症状 Symptoms】
・肛門奥に異物感
・残便感
がん化すると、血便が出ることがある。ポリープが大きくなると、肛門から排便のときに脱出する場合がある。
【治療 Treatment】
肛門側からの切除手術か、奥の部位は内視鏡による切除をする。粘膜に浸潤する場合は、がん手術に準じる。
直腸(ちょくちょう, rectum)とは、大腸のうち仙骨上端から肛門管直上までの部分である。S状結腸が仙骨前面に達すると直腸になり、その前面を“仙骨の湾曲に沿って”下降する。骨盤の下壁に届くと急に後方へとほぼ直角に屈曲して外界に開く(外界開口部は肛門)。直腸の長さは個人差はあるが、凡そ20cm前後である。
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