大動脈炎症候群
大動脈炎症候群は、腹部や胸部の大動脈の炎症が血管壁を厚くして血行不全を起こすものである。発見者は日本人で、その名にちなみ、別名高安病と言われる。
【原因 Cause】
ティーンエイジャーの女性に多く発症するが、大動脈の炎症が起きる原因は判明していない。
【症状 Symptoms】
・片手手首の脈が触れなくなる(脈なし病)
・微熱
脈が触れなくなるのは、上腕動脈等に炎症が起き、血流不全を起こすためである。数年で進行して、高血圧、大動脈弁閉鎖不全等を合併すると、心不全、脳出血で死亡することもある。
【治療 Treatment】
副腎皮質ホルモンの投与で、初期の血行不全が改善、脈がふれるようになることもある。
大動脈に関係する検査
心臓カテーテル検査では、大動脈の血圧を直接測ることができる。
胸部X線写真では大動脈弓や下行大動脈の一部の陰影を見ることができ、石灰化や蛇行の程度を知るのに役立つ。
CTでは大動脈は明瞭に描出され、特に造影剤を使って内腔を造影したCTは、大動脈瘤や大動脈解離の診断に有効である。
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