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肺真菌症

肺真菌症とは、カビの一種である真菌が肺に感染する病気である。過敏性肺炎と異なり感染症状がある。

【原因 Cause】
口腔、のど等に生息する真菌が、肺に感染して発症する。原因となるカビは、カンジタ等約20種ある。カビの種類によって、抗がん剤等の投与を受ける重病の人に発病しやすい肺カンジダ症、土中の放線菌の吸入で発症する肺ノカルジア症の他、肺クりプトコッカス、肺アスペルギルス症、肺放線菌症等がある。

【症状 Symptoms】
・発熱
・咳
・痰
・呼吸困難

急性型の肺真菌症は、もともとの重病と合併し、進行が早まって髄膜炎を併発する場合があるので、迅速な治療が不可欠である。

【治療 Treatment】
元々かかっている病気の治療と並行して、抗真菌剤を投与する。手術等外科治療を要する場合もある。



細菌性肺炎が疑われる場合は細菌にあった抗生物質の投与を行うが、原因菌特定には、喀痰培養同定・感受性検査など、時間のかかる事が多く菌の種類を推定して抗生剤の選択を行うことが多い。肺真菌症では抗真菌薬、ウイルス性肺炎では対応した抗ウイルス薬を用いる。
施設による違いはあるが、米国式やり方をとっている施設では、菌の種類は推定せず、市中肺炎であるか院内肺炎であるかによって抗生剤を使い分ける。それは、胸部レントゲン像で菌の種類をみわけることはできないとする臨床研究の結果にしたがったものである。市中肺炎では、肺炎球菌、マイコプラズマを主なターゲットとしてマクロライド系抗生剤(クラリスロマイシン、アジスロマイシン)や新しいニューキノロン(レボフロキサシン、ガチフロキサシン)を用いる。院内肺炎ではグラム陰性桿菌、たとえばテレビでも話題になっている緑膿菌やセラチア菌をターゲットとして第3世代セフェム(セフォタキシム、セフトリアキソンでは力不足、セフタジジム以上)を用いる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』