肺結核
肺結核は、結核菌の感染によって起こる肺炎である。
【原因 Cause】
結核菌が肺に感染して発症。肺炎が進行したり、抵抗力の弱まっている病人や高齢者に発症しやすい。
【症状 Symptoms】
・微熱
・咳
・痰
・喀血
・胸痛
【治療 Treatment】
抗結核剤の投与による治療が確立している。
空気感染が多く肺などの呼吸器官においての発症が目立つが、中枢神経(髄膜炎)、リンパ組織、血流(粟粒結核)、泌尿生殖器、骨、関節などにも感染し、発症する器官も全身に及ぶ。結核菌は様々な器官において細胞内寄生を行い、免疫システムはこれを宿主細胞もろともに攻撃するため、広範に組織が破壊され、放置すれば重篤な症状を起こして高い頻度で死に至る。肺結核における激しい肺出血とそれによる喀血、またそれによって起こる窒息死がこうした病態を象徴している。
ストレプトマイシンなどの結核菌に効果のある抗生物質が発見され、治療に使われるまでの長い間、不治の病とされ恐れられ、かつては日本では国民病・亡国病とまで言われる程の侵淫を見た。現在でも日本や欧米を含む世界中に分布しており、毎年300万人が結核により命を落としている。
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