海洋深層水
海洋深層水とは、その名の通り、深海の水のことです。定義としては、太陽の光の届かない水深200メートル以上のところにある海水の総称です
。深層水は冷えて重くなっているので、海面近くの「表層水」と混じり合うことなく、長い年月にわたり世界の海を循環します。そして、陸棚斜面の下部にぶつかり、「湧昇流」(ゆうしょうりゅう)となってゆるやかに上昇し、世界各地の取水地にその姿を現します。
深海では太陽の光が届かないため、植物プランクトンの光合成ができず、光合成の材料である窒素やりんなどの無機栄養素が豊富に存在します。また、海洋深層水には各種のミネラルもバランスよく含まれています。
一方で汚染の原因となる有機物が少ないので、細菌や大腸菌が繁殖できません。また、海面付近での海流循環と切り離されているため、化学物質による汚染の影響も少なくなっています。
海洋深層水に多く含まれるミネラルの効果は以下の通りです。
■マグネシウム
・動脈硬化・心筋梗塞など、心臓と血管の病気から体を守る
・抑うつ症、妄想、不安感、興奮、錯乱などを防いで脳の機能を守る
■カルシウム
・骨や歯の形成
・種の酵素の働きの補助
■ナトリウム
・細胞外液の浸透性を調節
■カリウム
・血圧の調整
・心肺機能、筋肉機能の調整
海洋深層水に限ったことではありませんが、現代人に不足しがちなミネラルを補うために、ミネラルウォーターの利用が有効です。
ただ、ミネラルウォーターの中には人工的にミネラルを添加しているものもあり、ミネラルの過剰摂取は逆に病気を招く場合もありますので注意しましょう。